骨折の治療薬について
まず、骨折の治療薬というよりは骨折の痛みを抑えるためにロキソニンやボルタレンといった薬を処方されるケースもあります。
高齢者の場合には圧迫骨折により寝たきり老人にならないように消炎鎮痛剤（ロキソニンやボルタレンのようなもの）以外にもカルシトニン製材も有効だと言われています。高齢者の大腿部頸部骨折による入院や長期固定も寝たきりとなってしまう可能性があるため、早めの手術と早期治療を行います。
手術後の疼痛や腫脹のコントロールは重要で、痛みの程度により鎮痛処置が変わりますが、局所麻酔の利用や、非ステロイド性抗炎症剤としての坐薬が併用されたりします。
手術後の痛みでは合成鎮痛剤による注射や坐薬が用いられます。手術後に強い痛みが引いてきたら、軽い骨折の際に痛み止めとして処方されるような内服薬としてロキソニンやボルタレンが処方されます。
注意をしなければいけない点としては、ロキソニンやボルタレンの副作用として胃の不調や消化管の異常が現れることがあります。そのため、痛みどめと一緒に胃薬が処方される事が多くあります。基本的には痛みを抑えるための薬が処方される事と、カルシウムの吸収などを考慮した骨形成に関与するカルシトニンが処方されることがあります。
骨折に良くない事
骨折に良くない行為としては、アルコールになります。アルコールはカルシウムの吸収という点では特に影響はないと考えられていますが、アルコールには利尿作用があるため、体内に吸収されたカルシウムが必要な分まで排泄されてしまうという事があるので注意が必要です。
また、アルコール以外で気を付けなければいけないことは、喫煙になります。たばこはカルシウムの吸収を妨げてしまう他に、女性ホルモンの働きを低下させてしまいます。タバコの中のニコチンの作用で、全身の血流がわくる成る結果、胃腸の働きが抑えられ、食欲をなくしてカルシウムの吸収を妨げます。女性では女性ホルモンであるエストロゲンの働きを妨げるため、喫煙しない女性よりも骨粗鬆症のリスクが高まります。
スポンサーリンク