骨折の治療期間について
手術を伴わない骨折の治療期間
例えば肋骨の疲労骨折の場合についての目安としては、2〜3週間程度が目安となります。骨は破骨細胞と骨芽細胞によって日々、作り変えられていますが小さなひびであっても数週間の治療期間が必要となります。
また、リハビリ期間として2週間〜8週間程度という事を考えると完治するまでには約1か月〜3か月程度という期間が必要になります。その他に、手術を伴わない骨折として剥離骨折があります。指のはく離骨折などは副木等をすれば約1か月で感知します。
手術をした場合の骨折の治療期間
大腿骨の骨折の場合、手術から入院期間は2週間〜1か月程度となります。
手術後は平均3日程度で車いす移動や方向訓練の開始、2〜3週間で杖などの歩行訓練を開始となり、2〜4週間程度で退院という事になります。退院後に2〜3か月間はリハビリを行い、その後状況を見てリハビリを行いながら、半年〜1年ごととの定期健診という形になります。そのため、治療期間は4か月〜半年程度の治療期間ということになります。
また、上腕骨骨頭の骨折に伴う手術療法の場合は骨癒合は3週間〜8週間程度、リハビリなどが約4か月という事で約1年くらいの治療期間になります。
手術をする場合も、しない場合も当然部位などにもより治療期間は異なりますが、大まかな目安としての治療期間は下記の通りとなります。
(指骨)骨癒合:3〜6週間、機能回復:6週間(累計)
(中手骨)骨癒合:3〜6週間、機能回復:6週間(累計)
(中足骨)骨癒合:3〜6週間、機能回復:6週間(累計)
(橈骨・尺骨)骨癒合:5〜8週間、機能回復7週間〜12週間(累計)
※骨幹部や肘関節、手関節によって違いますがおおよその目安になります。
しかし、治療期間は骨折の度合いや治療方法やリハビリの種類によって大幅に変動をしてくるものになります。治療期間に関しては担当の医師に確認の上、完治するまでの期間の目安を確認してください。
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