骨折の後遺症について
骨折については固定をしていれば治ると思っている人もいると思いますが、骨折の種類によっては必ずしもそうとは言い切れません。四肢の骨折の場合、神経や血管を損傷することも、肋骨骨折の場合には骨編が肺損傷や心臓への損傷の場合もあります。脊髄の骨折の場合には死亡に至る事もあります。
骨折の後遺症の中に骨壊死というのがあります。これは血行が遮断されてしまい、骨説片が壊死してしまう症状です。運動障害や慢性炎症の原因となり。部位によっては重傷な後遺症になる事があります。
それ以外にも変形治癒と言って、十分な固定をしなかったために骨が曲がったままくっつくことを言います。この場合血管や神経を圧迫して正常な機能を失ったりするので大変です。神経麻痺やしびれといった症状が現れたりします。
その他に過剰仮骨というものがあります。骨が正常に征服されたり、強制されない場合にも、仮骨が過剰に出てきたりします。この場合も通常とは違う関越の可動域となったり。慢性的な痛みが続く後遺症の原因になる事があります。
気を付けなければいけないのが、子供や中高年で骨折に気がつかないという事です。
特に、高齢者の場合には感覚が鈍っているために、骨折していることに気が付きにくくそのまま放置をしてしまうケースです。適切な処理が出来ていない為に、後遺症として症状が残ってしまいます。
骨折の後遺症を起こさせない為の処置やリハビリ
骨折は正しい治療やリハビリを行えば、後遺症は残らずに回復をします。骨折の基本的な治療は固定と安静になり整復をした後にリハビリという流れになります。
固定中の患部は、運動量が極端に減るため完全にギプスをして固定をしてしまっている場合には筋肉量も減って細くなってしまいます。筋肉量を増やし、機能を回復させるリハビリは医師の診断の許可や理学療法士の指導の下行えば、後遺症が起こらずに回復する可能性が高くなります。高齢者の場合、適切なリハビリを行わない場合、寝たきり状態になってしまう可能性もあるので、適切な処置や早期リハビリというのが重要になってきます。
また、きちんとしたリハビリをしなかったがために骨折してから1年後もしくは2〜3年後に痛みが生じてくるという、いわゆる後遺症が起こる事があります。これはリハビリを真面目に受けなかったり、途中でやめてしまう方に起こるケースです。後々。後遺症が出ないようにするためにも、しっかりとリハビリをする事は大切です。
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