骨折と牽引
骨折した場合牽引が行われる場合がありますが、牽引とはどんなことをするのでしょうか？骨折した時の牽引の種類はどのようなものあるのでしょうか？骨折して手術した場合の合併症はどんな事が考えられるのでしょうか？
骨折した場合の牽引とはどのような事をするものなのでしょうか？
牽引とは、骨がずれた場合に骨を正しい位置に戻すために行われる整形外科的処置です。重りがついた牽引の装置でしばらくの間引っ張る動作を繰り返します。骨折した部位の修復と固定のためにするものです。
なぜ牽引するのかというと、負荷をかけて牽引しないと骨折の箇所がねじれてしまうことがあるのでそれを回避するためです。
牽引の種類はどのようなものがあるのでしょうか？
牽引には四肢牽引療法と脊椎牽引療法の2種類があります。方法別で分類すると、直達牽引法と介達牽引法があります。牽引の内容を簡単にいうと、直達牽引は骨を直接引っ張るということで、介達牽引は皮膚の上から引っ張るという違いがあります。上腕骨や大腿骨の長管骨の骨折は直達牽引の法の療法で治療していきます。
骨折の手術をした場合の合併症はどんな事があるのでしょうか？
骨折の手術で合併症が起こる場合には内蔵や筋肉、神経、血管などに障害が残る場合があると考えられます。
また閉鎖骨折している場合には内出血が起こる場合があります。また、手術により動脈、静脈に損傷を起こすことも考えられます。
骨折した場合には治療法として牽引があります。直達牽引も介達牽引も骨折した人からみればとても傷みを感じる治療ですが、麻酔もしてもらえます。骨折がきちんと治るための治療なのでなかなかつらいものかもしれませんが頑張って牽引をした方が良いでしょう。
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